ネットサーフィンの途中で偶然「オートマタ-絡繰-」の作品を目にすることがありました。動きの面白さ、作品のテーマ、精巧な仕掛け…、心惹かれる要素が沢山ありました。「ああ、いつか私これを作ろう」と思ったまま、何もせずに1年ばかりが過ぎました
札幌の芸術の森美術館では毎年「ビアマグランカイ」というビアマグに特化した陶芸の公募展が開催されていました。ある時それが様変わりし、クラフトオールジャンル公募展
「クラフトで乾杯!展」として広く募集されました。
「よし、オートマタを作るのはこれしかない」と決めた私は、構想2ヶ月、設計1ヶ月、作業1ヶ月を費やし、全くの独学および初挑戦でこの作品を作り上げました。その作品は、自分で作ったとは思えない宝物のような完成度で、公募展では人生初の受賞となりました。そしてすっかり「絡繰」の魅力に取り憑かれました。
受賞に際し、審査委員長から頂いた評は玉のごとき尊さでありました。