山田弥延 WORKS ON WEB    紙芝居舞台  オートマタ  otherworks  ワークショップ  お問い合せ




紙芝居舞台 オペラ座
当時の私は、実は余り記憶がありません。
ただ何となくネットサーフィンしていた時、下の写真の絵が目に飛び込んできました。この中には当時の私の心を和らげる数少ないものが全部描かれていました。「あひる」と「五右衛門風呂」と「西洋の中世」です。この絵に心を撃ち抜かれ「これは一体何だ!」と色めき立ちました。それは作:堀尾青史、絵:田島征三の「あひるのおうさま」という紙芝居でした。なんて素晴らしい絵なんだ!この絵を入れる額縁を作りたい…。そして、紙芝居を演じるための木枠が「舞台」という名称であることを知りました。

舞台…舞台といえば「オペラ座だ!」

こうして私は初めての紙芝居舞台を作り上げました。同時に、曇っていた思考と視界が開けてゆき、もっとなにか作りたいという衝動が蘇り、これを持って外に出たいという社会的欲求が復活しました。私は、この絵のおかげで生還しました。
その数年後、ギャラリープルプルで田島征三先生とお会いする機会がありました。紙芝居舞台をお見せし、この絵のおかげで紙芝居に関わるようになったと、お礼をすることが出来ました。
このときから私は、これからの人生、常に何某か紙芝居と関わり恩返しをしていこうと決めました。

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