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ワークショップ ~切り紙~

旭川市神居古潭の「こたんまつり」で開催した、アイヌ文様の切り紙工作です。複数の型紙を作成し、様々なアイヌ文様を切り抜くことが出来ます。海外からの観光客にも人気でした。

アイヌ文様と同じ手法で、金銀の折り紙を使って雪の結晶も再現できました。繊細な結晶を作るのはなかなか大変ですが、すべて切り抜き、折り紙を開いたときの感動は格別です。

親子で参加する「クリスマスオーナメント作り」ワークショップでは、きれいな結晶を作るため、苦手だったハサミに挑戦した子供さんもいて、お母様が泣いて感動するシーンもありました。

アイヌ文様を用いた切り紙ワークショップは各所で人気があり、地域のイベントとコラボすることが多かったです。これはクリスマスワークショップの為の下準備で、アイヌ文様を用いたステンシルです。

大きなプラ板にアイヌ文様をくり抜き、布用のスタンプインクを使って長尺の布に文様を写していきます。街の交流スペースを使い、数日かけて多くの参加者がスタンプしてくれました。

できあがった布は、街の中心部「アッシュアトリウム」に展示されました。1日中、多くの人が行き交うスペースを飾ります。布の色とスタンプインクの色が華やかなクリスマスカラーです。

「アイヌ文様」の作り方は、実は大学の授業で履修しました。適当な大きさの布を何度か折り、独特の渦巻き模様を描いて切り抜き、開いて衣服の裾や袖口に縫い付けます。アイヌ文様らしく作るにはコツが要りなかなか大変です。その時の経験が、切り紙ワークショップの企画に繋がりました。
本来、アイヌ文様にはそれぞれ意味や役割があり、和人のわたしたちが自由勝手に作ってしまうことに当初は抵抗がありましたが、「アイヌ文化に気軽に触れていただけるなら歓迎する」という言葉を頂いて、安心してワークショップに取り入れました。もちろん、それぞれの形には意味があることもレクチャーしながら作業しています。
少しナーバスに考えてしまいがちですが、アイヌ文様の美しさには無条件で惹かれてしまいます。

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